子供たちは、
「自分は生きている、それだけで価値がある」
「自分は財産である」という自我、自尊心を抱いているでしょうか?
私たちは大きくなっていくにつれ、競争を覚え、他人と比較することを覚え、そこから優越感に浸ることもあれば、コンプレックスを抱いたり、自己嫌悪に陥ることもあります。
この感覚を、自分ではなく、実は両親や先生、社会の大人が植え付けてしまっていることも非常に多くあるんです。
- 学校の先生にとってトラブルメーカーな子であっても、他の状況では全く違う一面があるのかもしれません。でも、この子は「厄介な子」というレッテルを張り、保護者にもそれを伝え、それを鵜呑みにしてしまったら、その子の違う一面はどこへ行ってしまうのでしょう?
- 理数系だった両親にとって、数学ができる子、少なくとも数学に興味を持つ子だけが「いい子」とされてしまう。その時、お姉ちゃんは興味を持ったけど、妹は、他に興味を抱き、本来であれば他で能力が開花したかもしれません。でも親から「あんたはいい子じゃない」と言われることで、自尊心も抱けず、他の能力も開花しないまま終わってしまう。
想像できませんか?
みんな程度の差はあっても、価値観を押し付けてしまいがちです。
が、どうか子供たちにきちんと目を向けて、それぞれの強み、個性、能力が活かされていくよう、サポートしてあげてください。
子供たちは、のびのびとそれができることにより、自分の生きている価値も見出していくことができます。